Vereev

内蔵チップスキャナー

ブランドバッグ用NFCチップスキャナー

Vereevの内蔵チップスキャナーを使うと、iPhoneやAndroidをブランドバッグのNFCチップ(ICチップ)にかざすだけで、チップが公開している情報を確認できます。表示されるのは、チップの規格、識別番号(ID)、そしてテキストやURLなどの読み取り可能なデータです。ただし、チップだけでは本物と判断できません。チップは保護されていたり、移し替えやコピーができたりするため、Vereevではスキャン結果を、バッグ本体の写真と並ぶ証拠のひとつとして扱います。

更新日

  • iPhoneとAndroidで対応NFCチップを読み取り
  • チップの規格・ID・読み取り可能なデータを表示
  • URLは開かず、テキストとして表示
  • あくまで証拠のひとつ。単独で真贋は判定しません
高級ハンドバッグにスマートフォンをかざし、NFCの電波がバッグ内部の小さなチップに届いている様子のイラスト

ブランドバッグのNFCチップ(ICチップ)とは?

NFC(近距離無線通信)は、数センチの距離で通信する無線技術です。NFCチップ(NFCタグ)自体には電池がなく、近づけたスマートフォンから電力を受けて、保存されている情報を返します。多くは識別番号で、短いメッセージやURLが入っていることもあります。

近年、ラグジュアリーブランドは自社の真贋確認や所有者向けサービスのために、製品にチップを縫い込んだり埋め込んだりするようになりました。チップの役割は、ブランド、製品、製造年によって異なります。

  • ルイ・ヴィトン:リセール専門サイトのLollipuffは2021年、2021年3月以降、多くのバッグや小物でデートコード(製造番号)がなくなり、代わりにマイクロチップが搭載され、その照合はブランド内部で行われる見込みだと報じました。
  • シャネル:リセール業者は2021年、シリアル番号21A以降、ギャランティカードとバッグ内部のホログラムシールに代わってマイクロチップが採用され、シャネルのブティックでスキャンできると報じました。
  • グッチ:一部の製品にNFC認証タグ(NFC Authenticity Tag)があり、Gucciアプリの「Gucci Tag」セクションから読み取ります。
  • プラダ:製品にNFCタグが組み込まれ、位置はカテゴリーによって異なります。一部の製品には、Aura Blockchain Consortiumを通じたデジタル所有証明書(Digital Certificate of Ownership)が付きます。
  • メゾン マルジェラ:親会社のOTBは、2024-25年秋冬コレクション以降のすべての衣服とアクセサリーに、スマートフォンでデジタル真正性証明書を開けるNFCチップを搭載すると発表しました。
  • モンクレールとリモワ:モンクレールは新しい衣料品のNFCタグをcode.moncler.comで確認する仕組みを設け、リモワは2023年1月1日以降に購入されたスーツケースにNFCタグを付けています。

チップのない本物のバッグも数多くあります。特に、ブランドがチップを導入する前に作られたものには付いていません。チップがない、または反応しないことは、偽物の証拠にはなりません。

Vereevの内蔵チップスキャナーの仕組み

内蔵チップスキャナー(Built-in Chip Scanner)は、iPhone版とAndroid版のVereevアプリに搭載されています。スマートフォンのNFCリーダーでチップを検出して接続し、チップが公開している情報を読み取って画面に表示します。

製品用NFCタグの大半が採用しているISO/IEC 14443とISO/IEC 15693の規格に対応し、NFCフォーラムの標準データ形式であるNDEFを解析します。テキストはそのまま表示し、URLは自動で開かずにテキストとして表示するので、アクセスする前にリンク先を確認できます。そのほかの形式は生のバイトデータで表示します。

スキャナーは読み取り専用です。チップへの書き込みや変更、保護されたブランドデータの解除は行わず、スキャン結果が鑑定依頼に自動で添付されることもありません。

スマホでバッグのチップを読み取る手順

  1. Vereevアプリを開き、プロフィールから「Built-in Chip Scanner」を選びます。
  2. クレジットカードや交通系ICカードなど、チップ入りのものをバッグから出します。複数のチップを検出すると、スキャンは止まります。
  3. 「Scan Now」をタップし、スマートフォンをバッグの内側に近づけます。iPhoneは本体の上端を、AndroidはNFCアンテナがある背面をかざしてください。Androidでは、あらかじめ設定でNFCをオンにしておきます。
  4. 内側のタグ、裏地、ポケットのあたりで、ゆっくり動かします。チップが検出されたら、スマートフォンとバッグを動かさないでください。
  5. 結果を確認します。購入記録と一緒に残したい場合は、スクリーンショットを保存しましょう。

スキャナーでわかること

チップの規格
ISO 14443(MIFAREを含む)やISO 15693など、チップが採用している通信規格。
チップの識別番号(ID)
チップのIDを16進数で表示します。識別するのはチップであってバッグではなく、IDはコピーすることもできます。
NDEFの状態と容量
NDEFデータに対応しているか、書き換えがロックされているか、どれだけのデータを保存できるか。
読み取り可能なデータ
チップが公開しているテキストやURLをテキストとして表示し、各データのサイズも示します。
保護されたチップ
ブランドのチップの多くはデータを保護しています。その場合に表示されるのは、チップの規格とIDだけです。たとえばルイ・ヴィトンの製品データは、保護されている場合があります。

チップだけで本物と判断できない理由

チップはバッグとは別の部品です。本物のバッグから切り取って別のバッグに移すことができ、偽造業者が独自のタグを付けることもあります。2020年には、中国で摘発された偽造グループの偽ルイ・ヴィトンのバッグに、スキャンするとルイ・ヴィトンの公式サイトが開くNFCタグが付いていたと報じられました。当時の本物にはなかった機能です。

逆の思い込みにも注意が必要です。ブランドがチップを導入する前のバッグにはチップがなく、チップが壊れたり無効化されたりすることもあります。たとえばプラダは、NFCタグを元に戻せない形で無効化できるとしています。

スキャンに成功してわかるのは、チップが反応したことと、チップが何を公開しているかです。そのチップがこのバッグのものか、バッグが本物かまではわかりません。

QRコードやNFCタグで本物と証明できる?(英語)

真贋を決めるのはバッグそのもの

真贋は、同じモデル、同じ年代の資料と照らし合わせて、バッグ本体で判断します。

  • 形とプロポーション、縫製やコバ(革の端)の仕上げ、パーツのつなぎ方
  • レザー、キャンバス、裏地などの素材と、その経年変化
  • 金具、ファスナー、刻印
  • ヒートスタンプ(型押しロゴ)、タグ、モデルに応じたシリアル番号や製造時期の表示
  • 付属品や書類(バッグを裏付けるものですが、コピーや流用ができます)
  • 出品者の履歴と購入記録

比較には、鮮明で漏れのない写真が欠かせません。Vereevのバッグ撮影ガイドで、鑑定に必要なアングルを確認できます。

バッグ撮影ガイド(サンプル写真付き)(英語)

Vereevの鑑定でのチップスキャンの位置づけ

まずスキャンして、チップが反応するか、何を公開しているかを確認します。Gucciタグ向けのGucciアプリや、モンクレール向けのcode.moncler.comのように、ブランドが独自の確認方法を用意している場合はそちらも使い、表示される製品が手元のバッグと一致するかを確かめてください。

次に、バッグ本体を鑑定します。Vereevアプリでブランドを選び、撮影ガイドに沿って写真を送信してください。VereevはAIによる画像解析と認定鑑定士によるレビューを組み合わせており、対象となる鑑定が完了すると、確認可能なE-Resultとデジタルの真正性証明書(Certificate of Authenticity)が発行されます。

チップが読み取れない場合や、チップの結果とバッグが食い違う場合も、答えを出すのはバッグ本体の鑑定です。

チップを確認したら、次はバッグの鑑定へ

Vereevをダウンロードして内蔵チップスキャナーを使い、バッグの鑑定を依頼しましょう。結果は記録として残ります。

よくある質問

ブランドバッグのNFCチップはスマホで読み取れますか?

多くの場合、読み取れます。バッグに一般的なNFC規格のチップがあり、スマートフォンがNFCに対応していれば、Vereevの内蔵チップスキャナーで検出し、読み取り可能な情報を表示できます。ただし、チップのないバッグも多く、データを保護しているチップもあるため、結果はブランドやモデルによって異なります。

NFCチップがあれば本物の証明になりますか?

なりません。チップは本物のバッグから偽物へ移し替えることができ、偽造業者が独自のタグを付けた例もあります。チップの結果は証拠のひとつにすぎず、真贋を決めるのはバッグの作り、素材、刻印です。

NFC搭載のブランドバッグはどう確認すればいいですか?

チップをスキャンして公開されている情報を確認し、ブランド独自の確認方法があればそれも使って、表示される製品情報がバッグと一致するかを確かめます。そのうえでバッグ本体を確認するか、Vereevに写真を送って鑑定を依頼してください。

iPhoneでブランドバッグのNFCチップを読み取れますか?

はい。NFC対応のiPhoneなら、Vereevのようなアプリで対応チップを読み取れます。内蔵チップスキャナーを開いて「Scan Now」をタップし、iPhoneの上端をチップに近づけて、検出されるまでバッグを動かさないでください。

AndroidでもブランドバッグのNFCチップを読み取れますか?

はい。NFC搭載の端末で、設定からNFCをオンにしてあれば読み取れます。Vereevの内蔵チップスキャナーを開き、NFCアンテナがある背面をチップに近づけてください。

NFCチップからブランドバッグの何がわかりますか?

チップによって異なります。Vereevでは、チップの規格、ID、テキストやURLなどの読み取り可能なデータを表示します。ブランドのチップはデータを保護していることが多く、その場合はチップの規格とIDだけが表示されます。

ルイ・ヴィトンのバッグのICチップはどこにありますか?

ルイ・ヴィトンはチップの位置を公表しておらず、位置はモデルによって異なります。ポケットや裏地を含め、バッグの内側でスマートフォンをゆっくり動かしてください。何も検出されない場合、チップが届く範囲にない、保護されている、またはチップ自体がない可能性があります。いずれにしても、それだけでは真贋はわかりません。

VereevはNFCでバッグを鑑定できますか?

Vereevはバッグの写真をもとに、AIによる画像解析と認定鑑定士のレビューを組み合わせて鑑定します。内蔵チップスキャナーは、チップが公開している情報を表示するアプリ内の別機能です。チップをスキャンしてから、バッグの鑑定を依頼する使い方がおすすめです。

ブランドバッグが本物かどうかは、どう見分けますか?

まず正確なモデルと年代を特定し、形、作り、素材、金具、刻印、タグを同じモデルの資料と比べます。付属品やレシート、チップの結果はバッグを裏付けるものですが、バッグ本体の確認の代わりにはなりません。記録に残る結果が必要なら、Vereevアプリから写真を送信してください。

偽物のバッグにNFCチップが入っていることはありますか?

あります。2020年には、中国で摘発された偽造グループの偽ルイ・ヴィトンのバッグに、スキャンすると公式サイトが開くNFCタグが付いていたと報じられました。当時の本物にはなかった機能です。

NFC認証だけで、ブランドバッグの真贋確認は十分ですか?

十分ではありません。NFCはブランド独自の所有証明や証明書サービスを支える技術ですが、タグは製品から切り離せます。証拠のひとつとして扱い、バッグ本体も必ず確認してください。

以下のページは英語です。

ブランド別のバッグ鑑定ガイド

出典